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2016-07-29 | なかのひと6号

ひと 今村庸一教授

「メディア情報学部記者クラブ」便りNO.8 (配信日:2014/09/16)
メディア情報学部の教員・授業・催し・施設・先輩等々の魅力について、メディア情報学部でマスメディアを学ぶ学生記者が取材し、レポートします。

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「映像情報論」、「映画作品研究」、「映像制作演習」など映像文化関連科目の講義を担当する今村庸一(いまむら・よういち)教授は、放送作家、ジャーナリストとしても知られる。映像の道に進んだ理由は、一昔前まで日本における映像分野の研究が遅れており、このテーマについてもっと高い次元を目指して研究したいという強い思いを抱いたからという。そんな先生にお話を伺った。

大学で教鞭をとる前には、テレビやラジオの制作現場の第一線で、放送作家としてたくさんの番組の企画や構成に携わった。担当番組のなかには、久米宏さんがキャスターを務めた人気番組「ニュースステーション」(テレビ朝日)を始め、「スーパータイム」(フジテレビ)などの報道・情報系や、「アトランタ・オリンピック」(日本テレビ)、「エキサイトマッチ」(WOWOW)のスポーツ系など、メジャーなものも多い。

また、メディアの研究者やジャーナリストとしては、特に放送番組について、新聞や雑誌、専門誌などに数多くの論文や批評を執筆してきた。優れた放送番組を顕彰するギャラクシー賞の選奨委員や、民放連賞の選考委員も務め、放送批評懇談会ではしばらく理事の座にあった。

学生時代のエピソードを問うと、「当時ガリ勉はカッコ悪く、あまり勉強はしなかった」としながらも、哲学やジャーナリズム分野を中心に読書には相当の時間を費やしたようだ。フランスの思想家、ミシェル・フーコーやジャン・ボードリヤールなどの著作から影響を受けたという。比較的自由な環境だったこともあり、音楽、スポーツから、意外なことに勝負事(ゲーム)まで幅広く手を染め、楽しんだそう。ちなみにピアノは特技といえるほどの腕前らしい。

今村先生が授業を行うにあたって意識しているのは、ライブのような人間同士の生の触れ合いを大切にすること。テレビ番組と同様、何かを見てもらう立場である以上、相手を退屈させてはならない。「受けてよかった」と言われるように、常に学生の反応を見ながら、自分自身に対して去年と何が違うのかを問いただしているという。教師の仕事に対する熱い思いを知ることができた。

終わりに、若者へのメッセージをいただいた。
「若い時こそ感性を磨くべきであり、その時々の自分の境遇に逆らわない行動を心がけることが大切だ」「いまが一番いいと思うな。好奇心と意欲に溢れた行動が未来を切り開く。どんなに些細なことでも疑問を持つことを習慣づけてほしい」。

(瀬戸ゼミ4年 浅山康平)

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