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2016-07-29 | なかのひと6号

催し 特別講演会

「メディア情報学部記者クラブ」便りNO.10 (配信日:2014/09/27)
メディア情報学部の教員・授業・催し・施設・先輩等々の魅力について、メディア情報学部でマスメディアを学ぶ学生記者が取材し、レポートします。

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みなさんは「ウクライナ」という国についてご存知だろうか?日本にはあまりなじみがないところであり、最近の緊迫したウクライナ情勢、とりわけマレーシア航空機の墜落事件についての報道により、初めてウクライナという国の存在を知った人も多いのではないか。
2014年7月、メディア情報学部瀬戸ゼミ主催により、毎日新聞専門編集委員である西川恵氏の特別講演会がおこなわれた。西川氏は、テヘラン、パリ、ローマの各支局長だったという経歴の持ち主。国際政治、とりわけ欧州・中東情勢に精通する著名なジャーナリストである西川氏のお話を聴くことができる貴重な機会だったため、多くの瀬戸ゼミ生らがこの講演会に参加した。

今回、西川氏が講演のテーマとしたのは緊張状態が続く「ウクライナ問題」についてだった。旧ソ連の崩壊により独立したウクライナは、親欧米派と親ロシア派が対立。クリミアに続き、東部地域の親ロシア派が独立を目指し、東部地域では激しい武力衝突が起きている。そんな中、この東部地域上空を飛んでいたマレーシア航空機が撃墜される事件が発生。一層世界の注目を集める事態となった。

西川氏の講演は、「クリミアが絡んだロシアとの関係」の一点に集中したものではなく、そもそも「ウクライナ」ってどういった国で、どんな歴史があるのかというところからはじまり、複雑な言語や宗教、ロシアとEU諸国との中間にあるという地政学的状況、欧州・ロシアのエネルギー事情、経済情勢などについて、詳しく解説。ウクライナ問題が世界に対して、あるいは日本に対してどのような影響を及ぼしているのかという内容だった。

私がこの約一時間半の講演で、物事を考えるときに表面的な問題だけを見つめるのではなく、それがどうして起きてしまったのか、どのような歴史的背景があったのかをきちんと理解していかなければならないということを学んだ。ウクライナ危機について言えば、何故欧米とロシアの対立の前線になったのか、ウクライナとロシアの歴史的経緯、さらにはこの問題が私たちの生活にどんな影響を与えてくるのかなど、まだまだ理解しないといけないポイントが多く存在するのである。

この西川氏の講演を聴いた学生の多くは、ウクライナ情勢を含め、今世界中で起こっている問題について、より関心を高め、深く理解しなければいけないということを学んだ。グローバル化が進む現代においては、日本とは縁遠いように見えても、実はさまざまなところでつながっており、日本にとっても重要な問題であることを知ったからである。それに気付くことができたということだけでも、今回の特別講演は有意義な時間であったと思う。

(瀬戸ゼミ4年 高橋直人)

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