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2016-07-30 | なかのひと6号

ひと 丸山裕孝教授

「メディア情報学部記者クラブ」便りNO.20 (配信日:2015/02/27)
メディア情報学部の教員・授業・催し・施設・先輩等々の魅力について、メディア情報学部でマスメディアを学ぶ学生記者が取材し、レポートします。

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情報表現論、グラフィックスデザイン論、それにアニメーション制作演習、グラフィックスデザイン演習などデジタルデザイン系の授業、演習を担当する丸山裕孝(まるやま・ひろたか)教授は、東京芸術大学美術学部、同大学院美術研究科出身の現代美術作家、アートディレクターである。

同じ東京芸大、大学院出身の城井光弘教授とは、学生時代からの親しい友人。縁あって5年ほど前から、メディア情報学部で机を並べることになった。お二人が担当する芸術の香り高いウェブデザイン、アニメーションなどの授業、演習は、本学部の売り物の一つ。学生の人気は高い。

丸山先生の現在の研究の中心は、インタラクティブなコンテンツである。インタラクティブコンテンツとは、利用者の操作に対して反応を返すソフトやシステム、提供者と利用者の間にやりとりが生じるネットサービスなどを指す言葉だ。例えば、ゲーム。スマートフォンでゲームをしたとする。プレイヤーの操作に対し、システムはキャラクターを動かしたり、選択を行うなどの反応を返すはずだ。これがインタラクティブコンテンツである。ほかにもショッピングサイトの決済システムや電子メール、電子掲示板などがある。先生は、そのインタラクティブコンテンツのインターフェースに興味を持ち、研究を進めている。

東京芸大では金属工芸、彫金を学んだ。技術があって始めて表現できる、という関係にひきつけられたという。そしてその点で共通するパソコンの可能性にも関心を持ち、勉強をはじめたそうだ。それが現在の研究に繋がるわけだが、大学院修了後は、美術系専門学校等の講師をする傍ら、IT系会社のアートディレクター、デザインエンジニアとしても活躍。この間、造形作品やイラストレーション、さらには、コピーアートなどの制作・発表を続けている。

担当する授業で心掛けているのは、出来るだけ具体的な事例を取り上げるようにすることだという。大切なのは、細かい情報よりも、物事がどういう関係で成り立っているのか、を理解すること。具体的事例を通してそれを理解し、より大きい視野で物事を見ることができるようになってほしいと話す。

大学進学を考えている高校生に一言。「大学は将来を決めるところではなく、自ら学ぶところ。駿河台大学では、そのために教育面や施設面でさまざまなサービスを提供している。サービスをしっかり享受して、自分自身の将来をしっかり考えてほしい」。

丸山先生には、以前より筆者が代表を務める創作系サークルの顧問をしていただいている。顧問をお願いした理由は、とてもフレンドリーで話しやすかったからである。それは授業でも変わらない。そんな先生が、漫画やアニメが好きで、しかも相当にお詳しいということは、学生の間では有名。研究室の書棚は、大量の漫画雑誌、アニメ本で埋まり、今も毎週主要なものに目を通しているという。そこでお勧めの漫画を聞いてみると、即座に「大奥」(よしながふみ作)との答えが返ってきた。江戸時代を舞台とした歴史SF。少女漫画だが、歴史的事実に基づいており、とても楽しめるということだ。興味があれば、読んでみてはいかがだろうか?

(瀬戸ゼミ4年 佐藤風土)

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