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2016-07-30 | なかのひと6号

ひと 塚本美恵子教授

「メディア情報学部記者クラブ」便りNO.27 (配信日:2015/05/30)
メディア情報学部の教員・授業・催し・施設・先輩等々の魅力について、メディア情報学部でマスメディアを学ぶ学生記者が取材し、レポートします。

20150530media_01メディアリテラシーや映像制作演習などの映像関連の科目のほか、英語の授業を担当する塚本美恵子(つかもと・みえこ)教授は、三重県鈴鹿市の出身。南山大学外国語学部卒業後、米国・コロンビア大学大学院に進み、1994年、駿河台大学に着任された。

グローバルに生きてこられた塚本先生の専門は、異文化間教育学。とりわけ映像がどう理解されるのかについて研究している。「アメリカの子供たちに、日本のアニメ『雪だるま』を見せて、絵を描いてもらった。アニメの中の雪だるまは、雪の塊が二つ、つまり胴体の部分の上に頭の部分が乗っかっている形なのだけど、アメリカの子供の半数近くは、なぜか雪の塊を三つ重ねた雪だるまを描いてくる。ブラジル人の子供も同じ。でも日本に来ている日系ブラジル人や日本人が描くと元の通り二つの塊の雪だるまになる。これは一つの例だけど、いろいろ調べてみると、同じものを見たり、感じたりしていても、その人がどんな生活をしてきて、どんな文化の中にいるかによって、認識の仕方が違ってくる、ということが分かってきた。ああ、面白いなあって」。丁寧に説明していただき、俄然興味が湧いてきた。

趣味は、庭仕事が好きで植物を育てているとのこと。最近では、君子蘭という花に凝っているそうだ。「そんなに本格的ではないんだけどね」と謙遜されながらも、「植物の毎日の成長を見て、花が咲き始めると嬉しい。人も同じだけど、成長していく姿を見られるのはとても嬉しい」。塚本先生の温かいお人柄が伝わる良い言葉だと筆者は感じた。

学生の印象をうかがうと、「年々歳々変わってきているけど、もっと『こだわり』があっていいと思う。今は、インターネットとかでみんなが同じことをしたりして、周りに流されている感じがする。けれども、人それぞれ、感じることや持っているものも違うのだから、もっと絶対に譲れないものとかを持って楽しんでいってもらいたい。みんなやればできると信じてほしい!」。力強い言葉が胸に響いた。

駿大生に対するアドバイスは、「授業料を払っているのだから、もとを取らなきゃ」。米国の大学院の授業料は、とにかく高かった。専業主婦を経験しているだけに、お金の大事さは身に染みており、「もとをとらねば、と米国ではすごく勉強した」という。海外の大学の授業料は今も日本より、かなり高い。そこでお勧めなのが、駿大の充実した交換留学制度の活用。留学先の大学の授業料は駿大が負担するから、駿大の授業料だけで留学できる。留学中も休学扱いではなく、修業年限にカウントされているから、4年で卒業することも可能だ。「ぜひ活用したらいい、と熱く語っているのだけど、あんまり反応がない」という。「君はどう?」と水を向けられたが、もう4年なので。もっと早くお聞きすれば良かった。

(瀬戸ゼミ4年 加藤慎野)

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