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2016-07-30 | なかのひと6号

ひと 波多野宏之教授

「メディア情報学部記者クラブ」便りNO.19 (配信日:2015/02/19)
メディア情報学部の教員・授業・催し・施設・先輩等々の魅力について、メディア情報学部でマスメディアを学ぶ学生記者が取材し、レポートします。

20150219media_01駿河台大学に赴任して10年余、文化情報学部(現メディア情報学部)学部長、副学長の要職も務められた波多野宏之(はたの・ひろゆき)教授の専門分野は、図書館情報学・人文社会情報学、 美学・美術史 。図書館・アーカイブスコースの科目であるアート・ドキュメンテーション、都市と文化施設、メディア・アート論などを講義している。特にフランスの美術館、図書館事情に詳しく、2013~14年には、パリを拠点に研究を進められた。

駿河台大学に赴任する前は、国立西洋美術館に主任研究官として勤務していた。主に担当していたのは、本学でも学生に教えている「アート・ドキュメンテーション」という領域。多種多様な美術資料をいかに収集、整理、活用するかを突き詰める。具体的には、より魅力的な資料室や図書室を構築したり、作品のデータベースを作成するなどの活動である。

国立西洋美術館では、波多野先生を中心に、西洋美術の研究資料センターという施設を作り上げた。それまでは、美術館の中の人だけが使う資料室だったのだが、研究資料センターでは、他の美術館の学芸員や、大学などの美術の研究者、それに外国人研究者も、本や雑誌、マイクロ資料などを利用できるようになり、一大研究拠点に生まれ変わった。

西洋美術館での仕事に一区切りがついたことで、次はもっと若いひとたちに、アート・ドキュメンテーションの仕事とはどういうものなのか、なぜ重要なのか、なにを勉強すればいいのかということを伝えたいとの思いが強まり、大学教員の道を選んだという。

波多野先生にとって、駿河台大学は5つ目の職場にあたるとのことだ。国立西洋美術館の前は、東京都立中央図書館にも勤務しており、美術館と図書館各2か所に勤めたことがある。どうして、職場がいくつも変わったのかについてお伺いすると、「学生時代の先輩や友達、先生などとの巡り合いによって影響を受けた」とのこと。その時々のタイミングという要素も踏まえて、進路を決めてきたという。

最後に、高校生にメッセージをお願いすると、「出会いを大切に」という言葉をいただいた。「人との出会い、本との出会いによって、いろいろなことをたくさん吸収し、人として成長して欲しい」。

人生にはいろいろな道があるが、出会いによって、それが変わることもある。出会いがいかに大切かということが、波多野先生の話をお聞きして、深く印象に残った。私もこの言葉を胸に刻み、これからの人生を歩んでいきたい。

(瀬戸ゼミ3年 堀江 優)

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