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2016-07-30 | なかのひと6号

授業 取材論

「メディア情報学部記者クラブ」便りNO.46 (配信日:2016/04/15)
メディア情報学部の教員・授業・催し・施設・先輩等々の魅力について、メディア情報学部でマスメディアを学ぶ学生記者が取材し、レポートします。

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今回紹介する授業は、間島貞幸(まじま・さだゆき)准教授の取材論である。

取材論は簡単に言うと、取材を通じて人と繋がり、分かり合うことを学ぶ授業だ。間島先生がテレビのディレクターをしていた時の経験をもとに、今の若い人たちが初対面の人とどのようにすると仲良くなれるのかを、学生と一緒に考え、実験して行くスタイルをとる。

授業時間は、一般の講義と同じく90分。でも学生にとって、90分もの間、人の話を聞くのは正直なところなかなか辛い。そこで間島先生はインターバルとして、楽しいVTRを見てもらうことや音楽をかけるなどをして、途中で気分転換ができるようにしている。さらに先生が話すだけでなく、学生同士が互いに取材しているところを見て、気付いたことを言ってもらうなど、一方通行にならないように工夫。人見知りをする人や人前で話すことが苦手な人でも、発言しづらい雰囲気を作らないようにしている、という。

この講義は始まってまだ2年であり、試行錯誤を行っているとのこと。人と人が関わる時に、どのように接したらいいのかという技術的な部分を伝え、それをもとに実際にやってみるという流れで進めている。

技術的なこととは、人の顔を見る、相槌を打つ、メモを取りながら話を聞く、などである。この技術を理解し、実践する。そうして上手くできなかったときは、なぜ上手くいかなかったのか自分なりに分析する、ということを繰り返している。

昨年は、チームに分かれて大学の職員の方に取材を行った。その人の学生時代のことや、仕事、プライベートなどをチームごとに取材した。

最後に間島先生は、若い人には、もっと人のことを好きになってほしいと話す。「欠点を持っていて、良いところも持っているのが人間。だから良いところを見つけて、そういうところを見て人と付き合っていきたい。できれば、若い人にも先入観とか見た目だけで判断しないで、直接接して良いところを見つけてもらいたい。上手に付き合っていった方が、面白い。取材を通じて、色々な人から良い意見や考え方、失敗談を聞き、自分の世界をもっと広げてほしい」とおっしゃった。

記者、映画を作る人、漫画を描く人なども、すべて取材が基本になっている。そういったものに興味がある人はもちろん、友達を作りたい人や、人と上手く話せない人など、多くの人にお勧めしたい授業である。

(瀬戸ゼミ4年 川名 亮)

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